2012年1~6月、中国西洋医薬品類製品の対外貿易は成長にかげりが出てきて、西洋医薬品類製品の輸出入総額が236億ドルで、同期比12.11%増となり、上げ幅が去年同期の31.19%より19.08%減少した。その内、輸出額は140億ドル、同期比6.55%増となり、上げ幅が去年同期より大幅に下落して、20.5%減少した。輸入額は96.1億ドル、同期比の成長率が20%以上保っているにもかかわらず、去年同期比の成長率を下回った。そのほか、中国西洋医薬品類製品貿易の黒字は更に43.9億ドルに下落して、同期比15.89%減少した。
2012年1~6月の輸出状況
輸出市場の状況につき、中国西洋医薬品類製品の対アジアとヨーロッパという二つの伝統的市場の輸出は上げ幅が緩やかで、わずか4.85%と1.63%であった。対北アメリカの輸出は平均価額が上昇しているの影響で、上げ幅が16.97%に上昇した。対オセアニア、アフリカの輸出額は同期比の上げ幅が目立っており、それぞれ44.36%と14.29%であった。米国は中国西洋医薬品類製品の一番大きい輸出市場として、今年の前半に依然として中国西洋医薬品類製品に対する強い需要を見せていた。対米国の輸出額は20.2億ドル、同期比18.42%増で、輸出の平均金額は6.79ドル/キロ、同期比20.83%増となった。
輸出企業の状況につき、中国では8,507社の企業は西洋医薬品類製品の輸出を経営しており、去年同期比140社の増となった。西洋医薬品類製品輸出を経営する企業の数量が年々増えていることは、業界が医薬品市場成長の将来性がよくなると予測できだろう。
輸出商品の状況につき、中国西洋医薬品類製品の輸出局面には特に大きな変化がなく、化学原料薬輸出額のシェアーが依然として一番多くて、82.99%に達したのに対し、西洋とバイオ薬の輸出額はほとんど半々ずつで、シェアーにおける差が1パーセンテージにも達していなかった。
2012年1~6月の輸入状況
西洋医薬品類製品の輸入額は成長が安定しており、同期比21.33%増、96.1億ドルに達した。西洋の調合済みの薬の輸入を主として、輸入額におけるシェアーが約50%であった。
輸入市場につき、中国西洋医薬品類製品の輸入は主にヨーロッパ、アジアと北アメリカからであった。2012年の前半に、中国はヨーロッパから輸入する西洋医薬品類製品の金額が61.6億ドルで、優れた成長性を見せており、輸入額と輸入平均金額の同期比の上げ幅がいずれも20%以上であった。北アメリカとアジアからの輸入額同期比増も二桁で、それぞれ18.74%と11.27%であり、輸入額はそれぞれ11.8億と18.1億ドルであった。
中国西洋医薬品類製品のトップ10の輸入貿易パートナーはそれぞれドイツ、米国、スイス、フランス、日本、イタリア、イギリス、アイルランド、スウェーデンとベルギーの順で、その輸入額合計のシェアーが約72.18%であった。
輸入企業の状況につき、中国には西洋医薬品類製品の輸入を経営する企業が計5,100社ある。その内、三資企業のシェアーは約53%、民営企業のシェアーは約38%、国営企業のシェアーは約9%である。三資企業は輸入企業の数量と輸入額にいおいて優勢にある。今年の前半に、三資企業の西洋医薬品類製品の輸入額は60.3億ドルで、同期比21.22%増となった。その内、外資系企業の輸入額は35.7億ドルで、同期比22.51%増となった。
輸入商品の状況につき、1~6月、中国西洋医薬品類製品の中に含まれた三つの大類の商品の中、西洋薬の輸入額は47.7億ドル、同期比27.84%増、化学原料薬の輸入額は35.5億ドル、同期比7.01%増、バイオ薬の輸入額は12.9億ドル、同期比48.02増となった。
(出所:医薬経済報 2012年09月11日)