2012年中国西洋薬類医薬品の輸出入状況
中国国家統計局が発表したデータによると、2012年中国西洋薬類医薬品(西洋薬の原薬、製剤とバイオ製品を含む)の総生産高は10,246.27億元で、前年同期比で21.19%増加したが、その利益総額の増加幅と売上利益率の増加は横ばい状態になった。医薬品の売上は増加し続けたが、増加のスピードは下がってきている。輸出入については、中国医薬保健品輸出入商会が発表したデータによると、2012年中国西洋薬類医薬品の輸出入総額は475.24億ドルに達し、前年同期比で8.9%増加した。そのうち、輸出額は前年同期比3.39%増の275.15億ドルで、輸出増加のスピードは大幅に落ちた。輸入額は前年同期比16.56%増の200.09億ドルだった。
全体からすれば、2012年中国西洋薬類医薬品の輸出入は黒字状態を保ったものの、黒字額は75.06億ドルで、2011年より18.03億ドル減少した。黒字額は減少し、輸出の増加率も2011年より21.75%減と大幅に下がったが、2012年12月の月間輸出は回復の兆しを見せており、前月比で11.46%増加した。外需が弱い状況が続く中、輸出の年間業績は、2011年の業績に基づいて「安定状態を維持した上で増加を図る」という目標を達成した。
表1、2012年中国西洋医薬品類輸出入類別統計
(出所:中国医薬報2013-02-27)