中国は現在においては中国国家食品医薬品監督管理局に登記された原料薬生産企業は1600以上があり、GMP認証をもっている原料薬は3700品種ぐらいがあります。

　近年、中国の原料薬及び中間体の販売は、国際市場で重要な位置を占めております。2009年には中国の医薬工業生産総額は9403億元に達し、去年同期より21％増長しました。

生産量からみれば、1500種あまりの化学原料を生産し、生産能力は200万トン以上に達し、世界原料薬の出来高の1/5以上を占めております。原料薬生産高は毎年に10％以上の増長率で、中国医薬工業の支柱の一つになりました。

輸出面からみれば、医薬品健康食品輸出総額の半分以上は原料薬です。2002年から2008年まで、中国原料薬輸出の成長率は毎年平均で24％以上に達しました。2009年に金融危機の影響を受けて、減額になるものの、依然として165.59ドルに達しました。

　2009年に、中国原料薬の輸出入総額は242.71ドルであり、去年より2.89％を増長しました。1千万ドル以上の輸出実績をもっている医薬原料薬生産企業は367企業があり、浙江医薬股分有限公司、石薬集団維生薬業、東北製薬総廠等企業の輸出額は１億ドルを超えました。

　2009年に中国原料薬は181ヶ国と地区に輸出しました。アジア、EUと北米への出口額は87.4％を占めております。金融危機の影響で先進国の市場が多少縮小されたので、アメリカ、日本、オランダ、イタリ、ベルギー、スペイという六カ国への輸出量が下がられ、そのうち、アメリカへ輸出は20％以上に減少されました。しかし、インドとブラジルへの出口量は増長しつづであります。

輸入面からみれば、金融危機の影響に伴い、西洋医薬品原料薬の輸入が拡大され、2009年に輸入額は77.13億ドルに達しました。主な輸入国は相変わらず日本、アメリカ、韓国、ベルギーです。

　　中国の原料薬の現状及び将来性を見ると、特長及び課題を並存しております。課題としては、第一、金融危機の影響で国際市場の需求量が快速に回復できなく、短い内に輸出の増長が難しいです。第二に、人民元切り上げのプレシャーで原料薬の輸出に困難を持たれた可能性があります。第三に、金融危機により貿易保護主義の動きが強くなり、知的特許権の紛争も激しくなるので、市場環境の一部が悪化される恐れがあります。第四、発生した医薬品品質にかかわる不祥事が中国の原料薬の名誉が損失させ、悪い影響を受けました。第五、国際石油価格上昇で、原料及び添付剤の値段も上昇される一方、中国国内でのエコ要求、新しく公布された薬局方、新GMPの実施等で生産コストを増やさせました。第六、EU及びアメリカでは原料薬の供給チェーン管理が実施されたので、GMP審査及び一層厳しくなり、中国原料薬の輸出基準が高めなければならないです。第七、インドと比べ、中国の原料薬企業はDMFファイル、COS認証、及びcGMP認証を取得する経験及び国際市場でのセールス及びブランド養成能力が乏しいです。

　しかし、いろいろな課題があるが、中国原料薬には特長もあります。第一、2010年の世界医薬市場の価値は4～６％、新興医薬市場の増加幅は12～14％になるとの見込みによると、中国医薬市場の増加幅は20％を超過可能があります。第二、世界でジェネリック薬が推奨されたので、ジェネリックを主な品種としている中国にいいチャンスであると言えます。第三、今後の四年間は、中国、インド、ラテンアメリカと中東ヨーロッパの原料薬需求は14％以上の年平均複合率で成長される見込みなので、ジェネリック生産大国である中国に巨大なチャンスを与えました。第四、国際市場において評判がいい原料薬品種は短いうちに、依然として優勢を持っています。第五、人件費及び技術、研究開発人材等の方面で特長が持っているので、持続的発展の基盤が安定しております。第六、特色がある品種の開発に重視し、先進国認証の取得、品質の高めに精一杯で、これからの輸出に発展余地もあります。

　以上のように、2010年では、中国原料薬業界はチャンスと挑戦を直面しております。中国医薬品健康食品輸出入商会は2010年に中国原料薬の輸出が15％前後の増長を保持する見込みと発言しました。

（2010/4/15中国医药保健品进出口商会の掲載により編集）