慢性骨髄性白血病治療薬のメシル酸フルマチニブ、上市許可を取得
最近、国家医薬品監督管理局は、フィラデルフィア染色体の発生を原因とする慢性骨髄性白血病(CML)の慢性期成人患者の治療に使用される、メシル酸フルマチニブ(商品名:豪森昕福)の上市申請を承認した。当該治療薬は我国で知的財産権を有する新薬で、優先審査手順で上市承認された。
メシル酸フルマチニブはプロテインチロシンキナーゼ(PTK)の阻害剤である。Bcr-Ablチロシンキナーゼの活性を抑制することにより、フィラデルフィア染色体によるCMLや一部の急性リンパ球性白血病患者のがん細胞増殖を抑制し、がん細胞のアポトーシスを導く。 メシル酸フルマチニブの上市は中国の慢性骨髄性白血病(CML)の慢性期成人患者に新しい医薬品使用の選択を提供する。
(出所:国家医薬品監督管理局サイト2019-11-26)