2月25日、国務院連合予防と制御グループは記者会見を行い、市場秩序維持、業務と生産再開に関する状況を紹介し、記者による質問にも回答した。国家医薬品監督管理局の顔江瑛副局長は会見に出席し、疫病発生以来、同局は医薬品と医療機器緊急審査承認ルートを設け、各省級医薬品監管機関は企業が合理的に生産計画をたて、生産能力を十分発揮し、臨床への医薬品供給を全力でサポートしたとコメントした。
また、顔江瑛副局長によると、国家医薬品監督管理局は多様な措置で、防疫用医薬品と医療機器のニーズに応えるように努めたという。現時点まで、同局は緊急審査をへて、レムデシビル、ファビピラビルなど、新型コロナウィルスによる肺炎予防と治療に使用される5品目の新薬を承認した。7社の核酸検出用試薬を承認した後、2月22日にさらに3種類の試薬を緊急審査で承認した。そのうち、金コロイド法抗体検査用試薬が2種類、恒温増幅チップ法核酸検出用試薬が1種類で、防疫最前線における迅速検査のニーズに応えた。2月24日までに、全国で発行された、医療用防護服類医療機器登録証が134件で、そのうちの93件が防疫のための緊急審査をへて承認された。医療用防護マスク関係登録証が合計84件で、そのうちの21件が緊急審査で発行された。医療用外科マスク関係登録証が合計225件で、そのうちの67件が緊急審査で発行された。使い捨て医療用マスク関係登録証が合計396件で、そのうちの65件が緊急審査で発行された。
次の段階では、国家医薬品監督管理局は新型コロナウィルス感染症予防とコントロールに必要な医薬品と医療機器緊急審査と承認に引き続き注力し、各省級医薬品監管機構が新型コロナウィルス感染症予防とコントロール関係業務を円滑に行うよう促し、防護用品の生産に切り替える企業や生産を拡大する企業などへの指導、サービスと監管を強化し、企業の業務と生産再開のサポートに努め、防疫用医薬品と医療機器の品質と安全性を全力で保障する。
(出所:国家医薬品監督管理局サイト2020-02-25)