2010年10月1日から、2010年版『中国薬局方』が施行された。その後、2015年版『中国薬局方』編成の大要で決められた内容に基づき、国家薬局方委員会は2012年に2010年版『中国薬局方』の初の増補版を出版した。また、今年の6月末までに、2010年版『中国薬局方』の第2回目の増補版を出版する予定だ。

第2回目の増補版は、合計で288の新しく増加した品目と160の修訂あるいは訂正品目を収録した。第2回目の増補版の第一部では75の漢方処方製剤が新しく増加され、17の薬材と85の漢方処方製剤を修正、或いは訂正された。第二部では204の化学医薬品と6つの添加剤が新規収録され、37の化学医薬品と5つの添加剤が修正、或いは訂正された。その第三部では1つの予防類品目と2つの治療類品目が新規収録され、11の予防類品目と5つの治療類品目が修正、或いは改正された。また、第2回目の増補版では2010年版『中国薬局方』の附録の増補改訂も行われた。

『薬局方委員会定款』と国家薬品標準の規範化の要求に従い、医薬品の研究、開発、生産、検査、応用及び監督管理などの需用に応えるために、国家薬局方委員会は速やかに国家医薬品標準の増補改訂を行い、増補版『中国薬局方』を出版することになった。増補版は、現在使用中の『中国薬局方』と同等の法的地位を持つ。

（出処：CFDAサイト2013-04-27）