2015年6月25日、中国食品医薬品検定研究院はSabin急性灰白髄炎不活化ワクチンの初申請リリース書類審査と検査業務を完了した。3ロットの365185本のワクチンはリリース合格証書を取得した。これは我国自主開発の独創的Sabin急性灰白髄炎不活化ワクチンが本格的に市場に進出することを意味する。
当該ワクチンは中国医学科学院生物学研究所(以下「昆明所」と略称)が開発し、Sabin急性灰白髄炎弱毒株接種細胞を使用し、栽培、純化、不活化および正確な容量決定をへて配合したもので、急性灰白髄炎の3種類の血清型ウィルスの抗原成分を含有し、急性灰白髄炎の予防に用いられる。中国食品医薬品検定研究院は当該ワクチンの開発プロセスで、毒種類の評価、参考品の製造、品質標準制定と臨床試験血清測定に関する重要な役割を果たし、、当該ワクチンは2015年1月14日に正式に承認されることを推進した。当該ワクチンは世界初発売のSabin急性灰白髄炎不活化ワクチンで、我国における急性灰白髄炎予防および関係ウィルスの根絶に画期的な影響を与える。
中国食品医薬品検定研究院バイオ製品検定所は、当該ワクチンリリース業務を円滑に実施するよう確保するために、2015年4月8日に昆明所に技術者を派遣し、現場指導を行い、肝心な検査・測定方法などについて企業の品質制御スタッフと十分にコミュニケーションした。5月29日、中国食品医薬品検定研究院が初めてリリース申請製品見本を受領したあと、直ちにワクチンの書類審査を始め、全15項目について実験室検査を行った。6月25日、すべてのリリース業務を完了し、リリース合格証書を発行した。
消息筋によると、我国は近日に当該ワクチンの接種を始める予定だという。
(出所:中国食品医薬品検定研究院サイト2015年06月26日)