3月23日午前、ボアオ・アジア・フォーラム2016年年間会議の開催期間中、「偽薬の製造を取り締まり、医薬品の品質を高め、医薬品審査承認制度改革と薬物革新」をテーマとするサブ・フォーラムがボアオ国際会議センターで開催された。このサブ・フォーラムは国家食品医薬品監督管理総局が主催したもので、同総局の呉湞副局長は出席した。
呉湞氏は国務院が2015年8月に「医薬品医療機器審査承認制度の改革に関する意見」を発表した後、国家食品医薬品監督管理総局がとってきた各改革措置を簡単に紹介したうえで、次の段階では、統一的で権威性を持つ食品医薬品安全監督管理体制と制度を速く整備し、衛生計生委などの関係機関と協力し、臨床試験管理上の弱点と検査で発覚した顕著な問題を切り口とし、臨床試験関係研修を実施し、臨床試験管理と研究開発水準を高め、医薬品研究開発の環境をつくり直し、製薬業界が健やかに発展するよう促し、公衆が安全に有効的に医薬品を使用するよう確保すると述べた。
サブ・フォーラムはより科学的で能率的な審査承認体制の確立、医薬品許可人制度試行の展開、医薬品一致性評価業務のさらなる促進、偽薬製造の取締などの議題をめぐって行われた。中国工程院院士、中国漢方医薬科学院院長の張伯礼氏、アメリカ食品医薬品局(FDA)の元長官であるマーガレット・ハンバーグ氏、ビル&メリンダ・ゲイツ財団グローバル健康プロジェクトリーダーのトレーバー・モンダイル氏、多国籍製薬企業であるファイザー社と中国の医薬関係上場会社の恒瑞製薬の責任者が招かれ、検討を行った。
(出所:CFDAサイト2016-03-25)